2017年3月5日日曜日

Blackmagic Design ATEM Television Studio用ハーフラックコントロールパネルの製作

最近、新型のATEM Television Studio HDが発売されましたね。
前記事ではATEM用のタリーランプを制作しましたが、
今回は新型を見てコントロールパネルがラックケースについていれば
同じような操作感で操作ができそうだと考えて
今度は簡易コントロールパネルを制作しました。

以前から自照スイッチをユニバーサル基板にプルダウン抵抗、電流制限抵抗とともに実装し、配線した基板を作って寝かせていたのですが、
それに目隠しパネルとマイコンを取り付けました。



実装したスイッチは1~6ch、メディアプレイヤー1のPVW、PGM、およびオートテイクとカットのボタンに割り当てるようにプログラムを作りました。
PVW、PGM列それぞれの自照スイッチは現在選択中のタリーが点灯します。
ATEMタリーのときと同じ古いATEMライブラリを使っているからか、
メディアプレイヤー1のタリーを取得することができなかったため、入力1~6以外が選択されているとき点灯という場当たり的対応をしました。

ここでTipsですが、後日記事にしたいと思いますがソフトウェアコントロールパネルを純正のサンプルプログラムから改造して作ってみたりもしています。
そこでわかったことなのですが、メディアプレイヤー1、2、およびカラーバー・カラージェネレーターにも入力1~6と同じように入力IDがあります。
一覧にしますと、
入力1: 1
入力2: 2
入力3: 3
入力4: 4
入力5: 5
入力6: 6
Bars: 1000
Color1 :2001
Media Player 1: 3010
Media Player 2: 3020

どういうことかというと、たとえばPGMをメディアプレイヤー1に切り替えたいときは、
入力1なら
AtemSwitcher.changeProgramInput(1);
となるところを
AtemSwitcher.changeProgramInput(3010);
としてあげればいいわけですね。

そんな感じでサクッとサンプルスケッチを改造して作れました。
キーマトリクスとか組むのかったるいし、スイッチはすでに実装してしまっていたためIOエキスパンダなどを使うこともできなかったので、
マイコンボードにArduino MEGA互換機を用いてArduino MEGAの暴力的なIOピン数を使って愚直にすべてパラレル結線でマイコンボードとスイッチ基板を結びました。
下記画像は途中までしか結線していませんが、完成品はこのユニバーサル基板の端々までコードがついています。




ピンヘッダを付けたユニバーサル基板に、100均のLANケーブルをバラしたものをはんだ付けして安上がりに結線しています。
ピンヘッダで取り付けているため、メンテナンス時はそれごと引っこ抜けばマイコンボードとスイッチ基板を切り離すことができます。

こんな感じで動きます。我ながらいい感じです。




使ってみたところ、やはりパソコンなしでとりあえず切り替えて絵出しをチェックできるのは便利ですね。だからATEM Television Studio HDを買いましょう(え

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