膝の内側を怪我しました。前十字靭帯付着部裂離骨折という骨折のようです。
経緯についてはこちらの動画をどうぞ…
前十字靭帯の付け根にあたる膝の骨を剥離骨折する、
"前十字靭帯付着部裂離骨折"という怪我のようです。
骨にトンネルを開け、ワイヤを通し靭帯と結び、浮いた骨を元の位置に抑える手術をしました。
入院は一週間半、私は大学生で学期末の時期だったので
ちょっと成績的にまずくなったりしましたが、大学生活に疲れ精神的にも参っていた中、
一時の休みを得られてよかったとも感じています。
名医に出会えたので、術後の経過は良好で疼痛もなく順調でしたが、
骨が接合するまでには3ヶ月の時間を要するということで、術後2ヶ月は杖を欠かせませんでした。
術後の経過日数により、はじめの2週間は負傷側の足を地面につくことなく過ごすこと、
次の週は体重の1/3まで掛けてよい…など、徐々に負荷制限が緩和されていきました。
しかし、極度の運動音痴の私は、1/3荷重がこれくらいだと両足別々の体重計に乗せられて、
教えられたところで感覚を覚えられません。負傷側にも体重をかければ、
松葉杖を持つ手は楽なのですが、荷重制限を越えるとどうなるかわかったものではありません。
一方で、荷重を掛けず養生している負傷側はどんどん衰えていき、リハビリの先生には、
「寝たきりの老人並」と言われました。太ももが頬のように柔らかくなったのはショックでした。
荷重を掛けなければ筋肉を取り戻すことはできないのです。
そんなジレンマを抱えつつ、やはりこわいので余り荷重を掛けないようにしていたまま、
全体重の2/3荷重を負傷側に掛けていいと許可されました。
2/3荷重を掛けられると、松葉杖を両手に抱えずに1本で歩く、「片松葉」ができるようです。
以前と同じ荷重のままでは、手に掛かる荷重は両松葉のときの2倍になってしまいます。
右手がボロボロになりながら、ちゃんと2/3荷重を掛けられるようになろう。と考えました。
前置きが長くなりましたが、製作工程を…。
Wii fitというゲーム用コントローラーのバランスWiiボードをAmazonで買いました。
早速バラし…
Wii FitのバランスWiiボード(わざわざ中古買った)から取り出したロードセルで重量測定までできた pic.twitter.com/8dp3kztXlD— じてんしゃP (@jitenshap) August 20, 2016
松葉杖用の先端に取り付けました
テープ固定じゃ心もとないので、Amazonで杖の先のゴム石突部を買って加工しねじ止めしました。接地面はもともとついてたバランスWiiボードの足。— じてんしゃP (@jitenshap) August 20, 2016
これはプラスチックが引っかかってはまってるだけなので分解するとロードセルと分離してしまうからクッション性のある3Mの強力両面テープで接着。 pic.twitter.com/tkPOUgazvc
バランスWiiボードの足改め松葉杖の接地面、グルーガンですべり止めパターン作ってやったらどこで突いても滑らなくなった。冷えると結構硬いけど効果はあるみたい。— じてんしゃP (@jitenshap) August 21, 2016
硬化しても効果あるってか pic.twitter.com/sCwAjnvTN8
測定値を正確にするために、校正用の機能と設備も用意。
画面を付けて、校正初期化が単体でできるようになったよ! pic.twitter.com/CLR7q1Mn7x— じてんしゃP (@jitenshap) August 22, 2016
で、ちょいちょいっとしきい値を設定してLEDが点くようにしてみました。
使ってみた。わかりやすい!!— じてんしゃP (@jitenshap) August 20, 2016
左足に全体重の2/3を掛けて残りの約20kgを杖に掛けたいので、20kg~30kgまでは緑、かけすぎの30kg以上は白、20kg以下は黄色にLEDが点灯。 pic.twitter.com/rr41ENmUvp